VOLTA

……ボルタってなんだよ?

VOLTAとは「時間」を表す音楽用語です

「volta」は、もともと”時間”を表すイタリア語で、例えば「una volta(1度、1回)」や「prima volta(第1回)」のように、主に楽譜上の音楽用語として日本でも使われています。したがってフェスボルタには、「祭りの回」や「祭りの時間」といった意味が込められています。

と見せかけて

 ▲ He is our goddamn founder!

ただ単に、ジョン・トラボルタのファンだったそこらへんのただの「ひろし」が、彼に憧れてジョン・”ヒロ”ボルタというペンネームで電話番号をTVBros.で晒すようになり、そんなこと知るわけもない読者たちもヒロボルタに電話しては「◯◯ボルタ」と名乗るようになっていって、いつしかボルタたちが増殖した…これが「volta」の本当の由来です。なので発祥は「トラボルタ」であり、彼こそがフェスボルタのファウンダーとも言えるでしょう。

しかし結局、イタリア語でした

とはいいつつも、「トラボルタ」姓の発祥はマフィアで名高いイタリアのシチリア島と言われており、冒頭でついた嘘のように、結局のところ「volta」はイタリア語のようです。なお、イタリア語としての「travolta」は、動詞「travolgere」の過去分詞の女性形で、意味は「圧倒される」になるそうです。なんだかフェスボルタって、”圧倒されるフェス”っぽい意味になってちょうどいいじゃんと思わせきや、同時に「(車などに)轢かれる」という意味もあるみたいで、なんとも言えない後味たなびくネーミングとなっております。

ちなみに主催のジョン・ヒロボルタは…

上述のようにただの「ひろし」ではあるのですが、その生まれは実は由緒正しく、彼の秋田の本家は、かつて育てていた子犬を東京の大学教授に譲ったところ、それがのちに「忠犬ハチ公」になったという高貴な家柄です。その秋田の本家には子犬時代のハチ公像も建立されており、彼に「ハチ公前で集合ね」と言うと、いちいち「どっちで?」と聞いてきます。

▲秋田のほうのハチ公前。

フェスボルタが渋谷で開催されるようになったのも、きっとこの縁があったからに違いありません。それにしても、飼っていたペットが銅像になり、ついにはハリウッド映画にまでなったヒロボルタ家。人間様たちを差し置いて一番の出世頭が「犬」になるだなんて、おそらく当時誰も想像できなかったことでしょう。ジョンさんいわく、近々元遺族として、渋谷区に対し権利の主張をしてみるつもりだそうです。